「スポーツにおけるIT活用」3つの柱

<スポーツ×ITが発展するポイント - NRIの担当者が解説>というニュース。

今後、スポーツにおいてIT活用を推進する中で、ITの活用方法として3つの柱となる分類が語られており、整理しておこうと思います。

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スポーツにおけるIT活用の分類

2017年2月、情報サービス産業協会(JISA)「スポーツを進化させるICT」説明会が開催されました。

その中で、野村総合研究所(NRI) ICT・メディア産業コンサルティング部 副主任コンサルタントの滑健作氏が「スポーツ×ITの動向と展望」について登壇されました。

news.mynavi.jp

滑健作氏は、スポーツにおいてIT活用の分類として

  1. 目的別競技レベルの向上
  2. ファン層の拡大
  3. ファンのコア化

の3種類と分類できると語ります。

それぞれ具体的にITが活用されるシーンも語られており、整理すると

(1)目的別競技レベルの向上

数値化による競技の可視化、得られた情報の解析、予測と競技へのフィードバック。

(2)ファン層の拡大

スマートフォンなどの端末を活用した満足度の高いサービス提供及び視聴環境の構築。

(3)ファンのコア化

「観せる」から「魅せる」へ。視聴者ニーズに対応した多面的で深度の増した体験提供。

と解釈することができます。

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「スポーツにおけるIT活用」今後の課題

1つの競技チームだけでは大規模な投資が困難なことに加え、競技団体も旧態依然とした組織。新しい技術に対する親和性がない。(滑氏談)

資金力や体制の面であらゆる競技や団体が長い間、苦戦しているものの、一方で、2020年に向け、IT事業者の参入や投資が活発化し、解決の糸口は見え始めています。

ひとつのヒントとして、IT活用の目的は3つに分類されたとしても「スポーツの付加価値を高める」というITが持つ本質や役割を忘れてはいけません。

競技やレベル、年代や組織といったセグメントに捉われず、横断的活用可能なITソリューションを開発し展開していくことが費用対効果の高い、継続的利用可能な施策としてインパクトを残すものになるでしょう。

 

ジャストアイデア

例えば、2016年シーズンからトライアル実施されているNTTのスマートスタジアム構想について考えてみます。

ICTを利活用しながらコンテンツやサービスを通じて、選手とファンをつなぎ、スタジアムのある街に広げ、新たな観戦スタイルと楽しみ方を提案していくというものです。

www.ntt.co.jp

 

このスマートスタジアム構想は、IT活用の分類のうち

(2)ファン層の拡大

(3)ファンのコア化

に効果的な取り組みでありますが、これを

(1)目的別競技レベルの向上

にソリューションとして横展開していくことで競技者の裾野を広げることもできます。

例えば、

フットサル場にビデオカメラ設置、競技中映像をコンテンツ提供

というスマートスタジアムの一般競技者への落とし込み案はどうでしょうか。

私個人としては非常に嬉しい形になります。

普段友人や同僚とプレーするフットサルを客観的に観る機会はほとんどありません。

フットサル場というエリアでの高密度Wi-Fi、ビデオカメラ費用など課題もありますが、競技レベルの向上やモチベーションUPに非常に効果的だと思っています。

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